2023/01/12
【不動産売却まめ知識vol.98】不動産売買契約を解除・解約!仲介手数料はどうなる?
不動産を売る際には、専門の業者に仲介してもらうことが一般的です。
しかし、この仲介サービスには高額な手数料がかかることがあります。
特に、途中で取引をキャンセルした場合の手数料の取り扱いは、多くの人々にとって疑問となるポイントです。
仲介手数料とは何か?
不動産の売却を専門業者に依頼する場合、取引が成功すると報酬として仲介手数料が発生します。
これは「媒介報酬」とも呼ばれ、成功した取引の謝礼として支払うものです。
取引が成立しなければ、基本的にはこの手数料は発生しません。
売却の途中でのキャンセル
では、売却途中で取引をキャンセルした場合、手数料はどうなるのでしょうか。
実は、これはケースによって異なります。
1.取引未成立時のキャンセル:
もし取引がまだ成立していない段階で売却をキャンセルした場合、仲介手数料は発生しません。
しかし、中には「広告費」などとして請求してくる業者も存在するため、十分な注意が必要です。
2.売買契約後のキャンセル:
契約後に取引をキャンセルする場合、その理由や状況によって手数料の扱いが異なります。
たとえば、売主の過失によるキャンセルの場合、手数料が発生することが多いです。
特定の条件下でのキャンセル
さまざまな特約が存在する中で、以下の2つの特約が特に一般的です。
1.「住宅ローン特約」:
ローン審査が通らない場合に、取引をキャンセルすることができる特約です。
この特約に基づくキャンセルの場合、手数料は発生しないとされています。
2.「買い換え特約」:
新しい家を購入するための資金として、現在の家を売ることを前提とした特約です。
この条件下で取引がキャンセルされた場合、手数料は発生しないとされています。
注意点として…
不動産業者との契約内容は、業者によって異なることがあります。
手数料の問題でトラブルにならないよう、契約時には内容をしっかりと確認しましょう。
まとめ
家を売る際の仲介手数料は、取引の状況や特約の内容によって変わってきます。
不明点や不安がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。
安心して不動産取引を進めるために、正確な情報を得ることが大切です。