2022/04/16
【不動産売却まめ知識vol.6】住宅ローン利用の確認!
不動産を売りたい方にとって、その物件が「住宅ローンを利用できるかどうか」の確認はとても重要です。
この記事では、なぜ住宅ローンの確認が必要なのか、確認方法や住宅ローンが使えなかった場合のリスクについて分かりやすく説明します。
住宅ローン利用の重要性
不動産を売る時に、住宅ローンを利用できるかどうかを確認することは、とても大切です。
なぜなら、住宅ローンが使えない物件は、購買層を大幅に狭めてしまうためです。
当然です。全額現金でマイホームを購入する方はごく少数です。
住宅ローンを利用できないと、資金計画が立たず、購入計画がとん挫するケースが多く見受けられます。
住宅ローンの確認手段
住宅ローンが利用できるかどうかを確認する方法は、以下の通りです。
1.金融機関に問い合わせる
まずは大手メガバンクや地方銀行に連絡し、物件が住宅ローンの対象となるか確認しましょう。金利や借り入れ可能額、返済条件などの詳細も調べておきましょう。
2.専門家の助言を得る
不動産業者やフィナンシャルプランナーなどの専門家に相談することもおすすめです。
彼らは市場のトレンドや最新の金融情報に詳しく、正確な住宅ローンの利用可能性を判断できます。
3.ローン審査条件を知る
買い手が住宅ローンを申請する場合、収入や信用履歴、頭金の有無など、条件を満たす必要があります。
これらの条件について事前に確認しておきましょう。
住宅ローンが使えない物件だった場合のリスク
1.資金調達の制約
住宅ローンが使えない場合、買手は他の資金調達方法を模索しなければなりません。
これには自己資金を増やすか、別の融資手段を検討することが含まれます。
制約のある資金調達方法により、買い手の購買力が制限され、売却価格の交渉に影響を及ぼす可能性があります。
2.売却期間の延長
住宅ローンが使えない場合、適格な買い手がなかなか見つからず、売却期間が延びる可能性があります。
3.売却価格の調整
住宅ローンが使えない場合、売主は売却価格を見直す必要が出てくるかもしれません。
現金でしか購入できないとなると、価格を下げないといけなくなる可能性は大いにあります。
具体的に住宅ローンが使いにくい物件とは・・
○建築確認を取得していない違法建築物
○図面通りにつくられていない建物
○敷地の一部が切り売りされている建物
○建て替えができない建物
○築年数が相当経過している建物
結論
動産を売却する際には、住宅ローンの利用可能性を確認することが非常に重要です。
金融機関への問い合わせや専門家の助言を通じて、買い手の資金調達の柔軟性や売却価格の向上を図りましょう。
また、住宅ローンが使えない場合には、資金調達の制約や売却期間の延長、売却価格の調整といったリスクにも留意する必要があります。