2022/06/09
【不動産売却まめ知識vol.24】不動産売却の裏側:査定価格の秘密を解明
不動産売却を検討中の方へ、査定価格の決定要因についてお伝えしたいと思います。
持ち家の査定を考えるとき、その価格がどのように算出されるのか気になりますよね。
今回は、その疑問にお答えしましょう。
査定価格を決める主な要因とは?
1.過去の取引実績
これは、過去の同じ地域や同じタイプの物件がどれくらいの価格で取引されたかを示すデータです。
例えば、あなたの住む地域で最近、同じような広さや条件の家が3000万円で売られたとすると、それが参考になります。
2.現在の販売実績
現在市場に出ている同じ地域や同じタイプの物件がどれくらいの価格で提供されているかの情報も大切です。
これにより、今の市場の動きや価格帯を知ることができます。
3.販売戦略
これは、物件の売却方法や、ターゲットとする客層、宣伝方法など、物件をどのように売るかの具体的な戦略を意味します。
適切な戦略を立てることで、物件の魅力を最大限に引き出し、より高い価格での売却を目指すことができます。
残念ながら、査定価格を提案する際に、具体的な販売戦略を考慮せずに提案する企業も存在します。
しかし、実際には、過去の取引実績や現在の販売実績だけでは物件の価値を十分に評価することはできません。
そのため、最も重要なのは、「販売戦略がどのように策定されているのか?」という部分です。
査定価格を大きく左右する販売戦略とは?
物件の査定価格を決定する上で、販売戦略の内容が非常に影響力を持っています。
例えば、物件がある地域が近くに新しい駅が開業予定である場合、その情報を売り文句にすることで、価格を上乗せすることが可能です。
また、物件の内装をリフォームすることで、新築同様の魅力を持つようになることも。
このように、物件ごとの特徴や市場の動向を考慮し、最適な販売戦略を組むことが、査定価格を最大化するカギとなります。
まとめ
不動産の査定は、ただ単に数字を出すだけのものではありません。
背景には様々な要因や戦略が考慮されています。
査定を受ける際は、どのような基準で価格が決定されるのかを知って、納得のいく価格を手に入れるための参考にしてください。