2022/08/02
【不動産売却まめ知識vol.42】高い査定の真相と安全な売却のためのステップ
不動産を売却しようとお考えの際、一番の懸念は「適切な価格」ではないでしょうか。
一方で、魅力的な高査定に目がくらむことも。
しかし、注意が必要です。
中には、一見魅力的な高額査定を提示しておきながら、後に価格を下げてゆく不動産会社も存在します。
この記事では、そういった査定の落とし穴を避け、安心して不動産売却を進めるためのヒントをお伝えします。
不動産査定の背後に隠れる真相
市場相場が4,000万円のマンションがあったとします。
ある業者が、この物件に5,500万円の査定をつけました。心躍るものですよね。
しかし、時間が経ち、数ヶ月後に5,000万円、さらにその後4,500万円と査定価格が下がる。
最終的に、3,900万円で売却。
初めの査定と比べると、大きな差が出てしまったことになります。
これは、初めの査定が現実的でなかったことを示唆しています。
安全な査定のための実践的なステップ
1.市場の相場を確認する:
地域の不動産の平均的な売却価格や、近隣の類似物件の取引価格を調べてみましょう。
これにより、ある程度の価格の目安がつきます。
2.複数の業者の査定を受ける:
一つの業者だけに依存せず、複数の業者に査定を依頼することで、より適切な査定額を知ることができます。
実例:
ある住宅地域で、Aさんが自宅を売却しようと考えました。
近隣の物件の売買価格を調べ、約3,000万円であることを知りました。
しかし、ある業者からは3,800万円の査定が。
一方、他の二つの業者は、それぞれ3,020万円、2,980万円の査定を提示しました。
Aさんは、平均的な査定額を元に、安心して売却を進めることができました。
まとめ
不動産売却は、生涯に一度か二度あるかないかの大きな取引です。
高額査定に心を奪われる前に、しっかりとした下調べと複数の査定を受けることです。
結果、安心して不動産売却を進めることができるでしょう。
皆様の安全な不動産売却を心より願っております。