2022/08/08
【不動産売却まめ知識vol.45】住宅ローン残高と売却価格のポイント
多くの方が住宅ローンを利用してその夢を実現しています。
そして時が経ち、さまざまな理由で家を手放すことを考えることもあるでしょう。
そんな時、気をつけたいのが、住宅ローンの残高と不動産の売却価格の関係です。
住宅ローン残高を把握する
住宅を購入した際に住宅ローンを組むと、毎月の返済が始まります。
もしもあなたが家を売る場面になった時、最初に確認すべきことは、住宅ローンの残債がいくらになっているのか、
ということです。これは非常に重要なポイントとなります。
なぜ住宅ローンの残高を気にするのか?
ここで考えてみましょう。
仮にあなたの住宅ローンの残債額が、売却を検討している価格よりも高い場合、実際に売るには差額を補う必要があります。
例を挙げますと、 残債額:3500万円 希望売却価格:3000万円
この状況での売却を考えると、500万円の差額が出るわけです。
この500万円をどう捻出するか、という問題が生じます。
このような状況を避けるためには、残債額と売却価格の関係を理解しておくことが大切です。
もちろん、実際に残債額が売却価格を上回って損をして売るケースは少ないでしょう。
通常、不動産を売る際には、 残債額 < 売却価格 となることが期待されます。
売却後の収益を確認する
家を売った後、手に入る金額を知りたいと思うのは当然ですよね。
その計算方法は、 売却価格 – 残債額 となります。
ただ、これが最終的な収益というわけではありません。
売却に伴う税金も考慮に入れる必要があります。
その金額を差し引いた額が、実際の収益となります。
まとめ
売却価格が残債額よりも低いと、差額を払う必要があります。
この点をしっかりと理解して、不動産の売却を検討する際の参考にしてください。
適切な計画と情報収集を行い、最良の選択をしましょう。