2022/08/11
【不動産売却まめ知識vol.46】不動産鑑定評価は適正な価格か?
不動産売却を考えているなら、この記事は必見です。
特に不動産の「適正な価格」に関する疑問や悩みを持っている方に、明確な答えを提供いたします。
不動産鑑定評価の一般的な認識
不動産鑑定評価は一体何を示しているのでしょうか?
多くの方は「不動産の正しい価格を示すもの」と考えるかもしれません。
多くの人が戸建てやマンション購入時に、価格の指標として「不動産鑑定評価」を知りたいと言われています。
しかし、実際のところはどうでしょか?
不動産鑑定評価は常にその物件の売買価格を正確に示しているわけではありません。
鑑定評価と現実の価格
例えば、あるマンションの部屋を所有していて、その鑑定評価価格が3,700万円だったとしましょう。
しかし、不動産業者からの査定価格は3,200万円とされました。
この場合、実際の市場での売れる価格は3,200万円の方が現実的である可能性が高いです。
一方、購入を検討している物件が3,700万円で、その鑑定評価が3,200万円だった場合、
売主は実際に3,200万円で売ってくれるでしょうか?
多くの場合、そうはならないでしょう。
鑑定評価の真の目的
不動産鑑定評価は、実は金融機関の担保評価や税務対策、相続不動産評価など、特定の目的のために行われることが多いのです。
つまり、一般的なマイホームの購入や売却の際に必要とされるものではないと言えます。
また、興味深いデータとして、多くの方が不動産鑑定評価に払う適正な価格と感じる金額は、おおよそ7万円程度。
しかし、実際には15万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
不動産鑑定評価に多額のお金を支払うシチュエーションは多くありません。
まとめ
実際の市場価格や専門家の意見を参考に、適切な価格設定を心がけてください。
そして、売却活動を進めていく中で、適切な価格設定や戦略が必要です。
安易に鑑定評価の金額を求めるのではなく、多角的な視点で不動産価格の妥当性を考えることが大切です。