2022/08/14
【不動産売却まめ知識vol.47】不動産売却と税金の関係
なぜ税金がかかるのか?
家や土地を売った際に得られる利益に、税金がかかることがあります。
これを「譲渡所得税」と言います。
譲渡所得税を正確に理解することで、売却後の手取り額を事前に把握することができます。
譲渡所得の計算方法
譲渡所得とは、ざっくり言うと「売却金額から買った時の金額や売る時の費用を引いた金額」です。
具体的な計算方法は以下の通り。
譲渡所得=譲渡収入−(取得費+譲渡費用)
ここで、「譲渡収入」とは売った金額に、固定資産税や都市計画税の調整分を加えた合計額のことを指します。
「取得費」とは、不動産を手に入れたときの出費の合計から、建物の価値が減少した分を差し引いた金額を指す。
具体的には以下の2つのうち、大きな方の金額を使用します。
A. この物件を購入した際の売買代金やその際の諸経費などを合計し、そこから建物の価値の減少分を引いた金額。
B. 売却金額の5%
昔の契約時の書類が見当たらない場合、Bの方法を採用することが多いです。
税金がかからない条件は?
譲渡所得が0円、もしくはマイナスになる場合、税金はかかりません。
また、自宅などの住宅用不動産には「3,000万円特別控除」という特例が適用されることがあり、
これにより実質的な税金の負担を軽減することができる場合があります。
注意: 各人の状況や特例の詳細については、税務署や専門家に相談することが必要です。
まとめ
不動産を売却する際の手取り金額をしっかりと計算することで、後での手続きや計画がスムーズに行えます。
税金の詳細や自身の状況については、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
希望の手取り金額を得るためには、税金の計算が欠かせません。
この記事があなたの不動産売却の参考になれば幸いです。