2022/08/17
【不動産売却まめ知識vol.48】マンションの売却価格、どうやって決まるの?
今回はマンション所有者に向けて、その「貴重な資産」をいかに上手に売却するかについて語りたいと思います。
売却価格のカギ:査定の相場って何?
マンションを売るとき、多くの人が気になるのがその「価格」ですよね。
この価格は、主に以下の二つの要素によって決定されます。
1.過去に同じようなマンションがどれくらいで売れたか(過去の取引事例)
2.現在、近くで同じようなマンションがどれくらいで販売されているか(現在の販売事例)
一般に、同じマンション内であれば、間取り、階数、広さなどによって、一定の平米単価が形成されています。
具体例で理解しよう
例えば、あるマンションで平米あたり80万円という取引事例があったとします。
この場合、60平米のマンションは4,800万円で取引される可能性が高いわけです。
しかし、仮にそのマンションで新たに平米100万円、60平米で6,000万円で販売しようとします。
それはうまくいかないでしょう。なぜなら、既に市場で「80万円/平米」が相場となっているからです。
逆に、もし60万円/平米で60平米のマンションを3,600万円で出すと、売れやすい条件となります。
市場の相場よりも安いわけですから、買い手はすぐに見つかる可能性が高いです。
どうやって相場を調べる?
では、その「過去の取引事例」と「現在の販売事例」は、一体どうやって調べるのでしょうか。
1.公式統計: 地価公示、不動産取引価格情報サービスなど、公的な情報源をチェックしましょう。
2.不動産業者: 専門の業者に査定を依頼するのが一番確実です。
3.インターネット: オンライン上にも多くの取引事例や販売事例が掲載されています。
特に、不動産業者に査定を依頼する際は、複数の業者に依頼することで、より正確な相場感を掴むことが可能です。
注意点としては?
査定相場を把握する上で気をつけたいこと。
近隣の物件と自分のマンションとで「築年数」や「設備」が大きく異なる場合、単純な平米単価での比較は難しい、
ということです。例えば、自分のマンションがリフォーム済みであれば、それは査定額を上げる一因となるでしょう。
まとめ
不動産は大きな資産です。
売却する際には、しっかりとその価値を理解し、適切な価格で市場に出すことが重要です。
そのためには、「過去の取引事例」と「現在の販売事例」をしっかりと調査しましょう。
そして、可能であれば、複数の不動産業者に査定を依頼することで、最も適切な売却価格を見つけ出してください。
以上、マンション売却をお考えの方々に向けた今日の記事でした。
何かご不明点、ご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
次回も、不動産に関する貴重な情報をお届けしますので、お楽しみに。