2022/09/02
【不動産売却まめ知識vol.54】不動産一括査定の裏側
「不動産の一括査定サービス」を聞いたことはありますか?
家を売りたい時、簡単に複数の不動産会社から査定額を知ることができる便利なサービスです。
しかし、このサービスの仕組み、これを今日はお知らせします。
一括査定サービスの仕組み
一括査定サイトでは、あなたが提供する情報、自宅の場所や面積・築年数などの物件情報が、複数の不動産会社に伝えられる仕組みとなっています。
そして、それに基づいて、各会社から査定価格が提案されるのです。
ここでのポイントは、この「物件情報」が、一括査定サービスを提供する企業にとって、一種の「商品」として取り扱われることです。
情報料とは?
一括査定サイトは、あなたが入力した物件情報を不動産会社に提供する際、その情報に対して料金を取ることが一般的です。
例えば、一括査定サイトに登録した情報が10の不動産会社に提供される場合。
その情報提供に対して、おおよそ1.5~2万円/件程度の情報料が発生します。
10社に提供すれば、それは150,000~200,000円にもなります。
言い換えれば、不動産会社は、顧客としてのあなたにアプローチするために、情報料を支払っているのです。
一括査定サイトの利益源
このように、一括査定サイトは、物件情報を不動産会社に「販売」して利益を上げています。
そのため、多くの企業がこのビジネスモデルに興味を持ち、サイトの運営を本格的に行っているのです。
まとめ
不動産の一括査定サービスは非常に便利であり、多くの方が利用しています。
しかしサービス提供者がどのように利益を得ているのかを知ることは重要です。
情報料という形で利益を上げている背景を理解することで、より賢くサービスを利用することができるでしょう。
最後に、一括査定サービスを利用する際は、複数のサイトを比較して、自分に合ったサービスを選ぶことをおすすめします。
安心して物件売却を進めるための一歩として、しっかりと情報収集をしてくださいね。