2022/10/01
【不動産売却まめ知識vol.64】「購入希望者がいます」は本当か?
今回の記事では「購入希望者がいると言われた時の注意点」について詳しく説明いたします。
日常で、不動産会社から「当物件に購入希望者が何組かおります」との言葉を聞くことがあるかと思います。
もし、そういったチラシや情報を目にしたことがあるなら、一度深呼吸をして、その情報の真偽を確認することをおすすめします。
媒介契約前に実際に案内が可能か?
まず最初に、媒介契約を結ぶ前に購入希望者を案内してもらえるのかを質問することが大切です。
もし、営業担当者が率直に案内可能だと回答してくれる場合、
その担当者は売主や買主の利益をしっかりと考えていると判断できるでしょう。
一方、「媒介契約を結ぶまでの案内はできません」との回答が返ってきた場合・・
その背後に何か理由があるのかもしれません。
本当に購入希望者は存在するのか?
購入希望者の存在を前提として媒介契約を勧める業者が増えています。
しかし、その言葉に乗せられる前に、実際に希望者がいるのかどうかの確認が必要です。
あるAさんはB不動産会社から「購入希望者が3組います」との情報を受け取った。
しかし、具体的な希望者の情報や背景を知らされなかった。
疑問を持ったAさんは他の不動産会社とも相談、B不動産会社からお客様の紹介することはなくなった。
Aさんは実際に購入希望者は存在しないことがわかった、このようなケースがあります。
まとめ
不動産売却を考える際には、購入希望者の存在を訴える業者の言葉に盲目的に信じるのではなく、しっかりと情報を確認することが大切です。
また、媒介契約を結ぶ前には、実際の購入希望者の案内が可能かどうかをしっかりと問い合わせましょう。
皆さんの大切な不動産を安心して売却できるよう、情報収集と確認作業を怠らないことが重要です。
次回も、さらに詳しい不動産情報やヒントをお伝えしていきますので、お楽しみに!