2022/10/04
【不動産売却まめ知識vol.65】不動産売却の「費用対効果」、リフォームするべきか?
不動産売却を考える際、多くの方が気になるのは「いくらで売れるのか?」ということです。
多くのケースで資産価値や将来の生活設計を重視するため、高額での売却が期待されます。
この記事では、そのための秘訣の一つ、すなわち「リフォームして高額売却を狙う場合」に焦点を当ててみましょう。
見た目が価格に影響する
まず最初に理解しておきたいのは、不動産は「見た目」で価格が大きく左右されることがあるという点です。
壁紙(クロス)の状態、床材、設備など、綺麗で新しい方が明らかに評価は上がります。
壁紙の張替え
たとえば、壁紙(クロス)の張替え一つとっても、その費用対効果は非常に高いです。
古い、汚れた壁紙よりも新しく清潔感のある壁紙の方が、一見して印象がよくなります。
これが売却価格に直結することは多いです。
実際、壁紙を新しくしただけで数十万円の価格差がつくケースも少なくありません。
高く売るための投資も必要?
しかし、全ての改装が「費用対効果」が高いわけではありません。
売却を急いでいる場合や、リフォームにかかる期間が長いと、その「待ち時間」も貴重な資産となります。
また、リフォーム業者によっても費用は大きく異なる場合があります。
高級設備の取り付け
例えば、高級なキッチンやバスルームの設備を新しくした場合、その費用は数百万円にも上ります。
しかし、その投資が売却価格に反映されない場合も少なくありません。
新しい設備が高級であればあるほど、その好みは人それぞれで、全ての買い手がその価値を認めるわけではないからです。
総括:費用対効果をしっかりと評価
改装(リフォーム)をする場合、その「費用対効果」をしっかりと評価する必要があります。
特に、壁紙の張替えなど比較的低コストで効果の高い改修は、高額売却を狙う上でおすすめです。
しかし、それが全てのケースで有効とは限らず、場合によっては改装しない方が賢明なケースもあります。
売却目的、費用、タイミング、これらの要素を総合的に考慮し、最も効率的な選択をすることが重要です。