2022/11/25
【不動産売却まめ知識vol.82】日本の地震と不動産価値の関係
日本は、古来より地震が頻発する国として知られています。
この地震に伴う危険の一つが「液状化」という現象です。
液状化とは、地震の振動によって土地が液体のようになり、建物や道路が沈み込んだり、移動したりすることを指します。
これが発生すると、水道やガス、電気などのライフラインが切れてしまい、生活に大きな影響を及ぼす恐れがあります。
一度液状化が発生すると、その土地の価値は大きく低下します。
家や建物は修復や再建が可能ですが、土地そのものを元の状態に戻すことは非常に難しいからです。
例えば、2011年の東日本大震災では、液状化が多数の地域で発生しました。
特に宅地や商業地での被害が多く、多くの家や建物が損傷しました。
その後、液状化のリスクが高いとされる地域の不動産価格は大きく下落しました。
近年、このような液状化のリスクや地盤の安定性は、不動産選びの際の重要なポイントとして注目されています。
特に家を建てる際や土地を購入する際、地盤調査を行い、その結果を元に選択をすることが一般的となってきています。
不動産を売却する際にも、液状化のリスクや地盤の状態は大きな要因となります。
良好な地盤の土地は、安全性が高く、購入者からの信頼も得やすいため、売却価格にもプラスとなる要素と言えるでしょう。
まとめ:液状化リスクと地盤の安定性は不動産価値に大きく影響する
日本の不動産市場では、液状化リスクや地盤の安定性が価値を決める大きな要因となっています。
不動産の売却を考える際には、これらの要因をしっかりと考慮して、適切な価格設定や情報提供を行うことが求められます。