2022/11/28
【不動産売却まめ知識vol.83】不動産仲介手数料の基礎知識
不動産を売却する際に、我々の最大のパートナーとなる不動産会社。
彼らのサポートのおかげで、多くの方が無事に不動産の売却を完了しています。
しかし、このサービスには当然ながら「費用」が発生します。
そこで今回は、その費用の中でも特に重要な「仲介手数料」について、詳しく解説していきたいと思います。
1. 仲介手数料とは何か?
不動産の売却時、最も大きな出費として考えられるのがこの「仲介手数料」です。
簡単に言えば、不動産会社に対して支払う報酬のことを指します。
この手数料は、売買契約が正式に成立した場合に発生するもので、支払いのタイミングや方法はいくつかあります。
・支払いのタイミング
多くのケースでは、契約時に半額、そして物件の引渡し時、いわゆる「決済」時に残り半額を支払う方法が取られます。
この「決済」とは、契約後の最終段階で、実際に物件の鍵を新しい所有者に渡す瞬間を指します。
ちなみに、契約の際に仲介手数料の全額を一括で支払うケースもありますが、これは現代では稀となっています。
2. 仲介手数料はどのように計算されるのか?
仲介手数料は、売却する不動産の取引金額に基づいて計算されます。具体的な計算方法は以下の通りです:
取引額の3% + 6万円 + 消費税
例を挙げると、4000万円での取引だった場合:
(4000万円 × 3% + 6万円) × 1.1 = 1,386,000円
という形で、仲介手数料が求められます。
3. なぜ仲介手数料を知っておくことが大切なのか?
不動産の売却を検討している方にとって、仲介手数料の知識は避けては通れないもの。
なぜなら、売却の際に発生する大きな費用の一つだからです。
また、この手数料を知っておくことで、事前に予算を組んだり、適切な不動産会社を選ぶ際の参考にすることも可能となります。
まとめ
不動産の売却は、一生に数回あるかないかの大きな取引です。
仲介手数料をはじめとする費用や手続きをきちんと理解し、納得のいく取引を目指しましょう。
これからの不動産売却を成功させるために、しっかりとした知識を身につけてください。